「やってみたい」を
実現できるのが KIKUSUI
それぞれの目標や想いをもってKIKUSUIで働く若手社員。
ここでは、入社3年目で菊水製品の開発を担当した
若手社員3名に、菊水でのモノづくりについて語ってもらいました。
# SECTION 1
自由でクリエィティブな
モノづくりの現場
まずは自己紹介と
開発時の担当・役割を教えてください。
今回、菊水電子の主要製品「大容量交流・直流安定化電源 PCR-WEA/WEA2」の海外向けモデルの回生機能開発を担当した(開発着手当時の)開発一課の若手チームとK課長にお集まりいただきました 🙂
DC/DCコンバータの駆動部分とチームリーダーとしてプロジェクトの進捗管理や調整などを担当したD.Eです。現在はソリューション開発部で勤務しています。
開発のメインとなるAC入力段の設計を担当したD.Kです。すでに販売されているPCR-WEA/WEA2の200V入力モデルをベースに、制御方式や保護回路などを400V入力用に再設計しました。
交流電源の電気的に絶縁するスイッチングDC/DCコンバータの設計を担当したM.Aです。当時は入社2年目で大きなプロジェクトメンバーにアサインされて驚きました。
当時の開発一課 課長だったKです。これまではインテリジェントバイポーラ電源 PBZシリーズの開発などを担当してきました。ちなみに、入社17年目です。
菊水電子の入社前と入社後の印象はどんな感じでしたか?
菊水電子の会社見学に来た時、オフィス内のいろんなところで仕事をしていてかなり自由な働き方だなーと感じました。 他に見学した会社はだいたいの人は自席で仕事してたので 😅
僕もめちゃくちゃ自由な雰囲気を感じましたね。
机広いし、機材は豊富だし環境はすごい整ってるって感じたかなぁ👀
他に受けた会社見学と面接はすごいプレッシャーを感じたんですが、ここ(菊水)は自由でゆるいなーって感じました。
でも、面接官の方々に、すごい量の質問が来て驚きましたね 😨
僕も、すごい質問量でした(笑)
若い開発者に面接官全員が興味津々だったんですよ(汗)
入社後、仕事がはじまってから印象は変わった?
自由だなーと感じるのは変わらずでしたね。
実験や検証が思い立ったらすぐにできる環境というのも併せて自由だなーって。
実験用の部品がすぐに手に入る所が良いですね。
しかも高級な部品がw
思い立ったらすぐに実験できる環境が整ってて、すごくクリエイティブな環境だなって思います。
思い立ってすぐに作り始めれる環境ってなかなかないと思うんですよね。しかも、経験豊富な大先輩方も床で仕事しながら教えてくれますし(汗)
技術的な課題解決とか研究は社内でも推薦されているんで、やりたいことやつくってみたいものをすぐにつくり始めることができるって思います。
菊水のモノづくりのヒントは、いろんなインスピレーションが生まれてくる『現場』にあるんだと考えています。そのうち、どこかで大きな仕事につながってくるんだろうなーって思いますね。
みなさんは菊水のモノづくりの現場風景が「いいな」って思って入社されたんですね。入社前と入社後のギャップも無くてすこし安心しました 😌
皆さんを見てると、今も自由な環境の中仕事をされているんだと感じました。そんな環境の中、交流電源の海外向けモデルに搭載される回生機能を完成させた話を聞かせてください 😀
すごいことやるんですよ
この3人は!
# SECTION 2-1
先輩社員の挑戦と、
若手のチャレンジ
大容量スマート交流・直流安定化電源
「PCR-WEA/WEA2シリーズ」
超小型高電力密度、高性能なPWMインバータ方式の交流・直流安定化電源で、同じインバーター方式の従来品に比べ、6kVAモデルでは60%以上の大幅なコンパクト化を実現。国内はもちろん、世界中で未来のエレクトロニクスを支える菊水電子の主要製品のひとつ。2023年、三相3線400Vモデルが開発されてラインナップされた。
地球温暖化を抑制するため、再生可能エネルギー市場で回生型交流電源の需要が全世界で高まっていると言われていると聞きます。
電気自動車(EV)の開発をはじめ、新しい技術推進と同時に、開発の段階から地球環境に配慮する企業がどんどん増えてきています。
回生機能は電力を無駄なく使えるので日本国内でも需要はどんどん高まってきています。
2023年5月にリリースされた、海外向けモデル(三相3線 400V)の新規開発プロジェクトは、若手3人のプロジェクトで完成させたと聞きました。
全員が入社3年未満の若手社員だけで、菊水電子のヒット製品の新規開発プロジェクトを任せることは、当時課長だったK課長にとってかなりの「挑戦」だったと思いますが、不安はありませんでしたか?
それは、かなり大きな「挑戦」でしたよ。でも、この開発の話が上がってきたときに、どうしても若手3人に任せたいって思ったんですよね。
D.E、D.K、M.A
プロジェクトに任命された時どうだった?
僕の場合は、入社してすぐに「任せたぞ」って言われて(汗)。
正直、大変さもよく分かってない時だったんで任命されたときはそこまでプレッシャーは感じなかったですね。
入社してからの経験からか「やればできるかな」と感じました。
あ、僕の分野(DC/DC)に関してはですけど。D.Kの担当部分はがんばれーって思いました(笑)
僕は言われたものを作ればなんとかなるかなって思いましたが、開発指示がざっくりしてて、そこから紐解いていくのかーって感じました。
3人とも、そこまで強いプレッシャーは感じてなかったようですね(汗)
自由でクリエイティブな職場環境が「チャレンジしやすい職場環境」に繋がっているような気がします。
気楽に取り組んでもらえてたのはホッとしました。
結構、むずかしい課題だったと思ってたんで、適度なプレッシャーを感じつつ、課題をひとつづつ解決していく「責任感」は3人ともあったように感じます。
「三人寄れば文殊の知恵」と言いますし、この3人なら最後までやりきってくれると思ってました(キリッ)
# SECTION 2-2
失敗させない
「仕組みづくり」
そういえば、一時期、どうしても行き詰まったときがありました。
なにをやって、どうやってもうまくいかない時、レビューに助けられました。
レビューとは?
開発には「レビュー」という話し合いの場をつくってます。開発でうまくいかないとき、どうしても感情が篭(こも)りがちになるんですよね。
そんなときに、先輩社員を含めて、いまの開発課題やうまくいかないところを課内で共有して全員で解決していく。この3人が入社するすこし前から若手教育として課内に取り入れた文化なんです。
仕事での失敗が怖いって学生さんからよく聞きます。
失敗が人を育てるという考え方もありますが、開発一課ではひとつの失敗(課題)が開発一課全体の成長につながるという感じでしょうか。
失敗を恐れてひとりで萎縮してしまうのは良くないですからね。
レビューは会議として開かれることもありますが、デスクの近くにあるホワイトボードで話し合ったりして、日常会話の中で解決のヒントをもらったこともありました。
技術的なサポートはもちろんですが、気持ち的な部分でも支えになったと思いました。
開発の仕事で怖いところは「失敗」ではなく、「打つ手がなくなる」ことなんですよね。
日々、自由に実験して、検証してもどうしても解決できないことが出てくるんです。
ありますね。やればできるかなって思ってても全然うまく行かない時、なにをどうすればいいのかひとりで焦ったり。
僕も、このプロジェクトのひとつ前で担当した仕事でありました。考えが煮詰まりすぎて「会社行きたくない!」とも思いましたし(笑)
過去に働いていた菊水社員の技術や知識、想いなどを「レビュー」などで次の世代に継承していく
菊水の開発現場では「作るのではなく、創る」というスローガンには、「モノを(作る)のではなく、新しいものを(創る)」という意味もあるのではないかと自分は捉えています。
今回のプロジェクトで、若手が活躍できる場を創り、若手が製品の新機能を創ったというダブル・チャレンジが達成できたプロジェクトだったと僕は感じてます。
課長、かっこいいこと言いますね(照)
# SECTION 2-3
時代に合わせて
若返る、菊水電子
責任感が自由な環境で自然と生まれて、仕事のやりがいにつながるんですね。 みなさん、仕事はたのしいですか(直球)
つまらなかったらやってないですよ(笑)
言われた仕事だけやってると、言われてないところまでやることになりますから(汗)
あと、僕は先輩の開発設計を読み解けたときもたのしいです。
設計図の勘所が自分の中で紐解かれたときもすごく楽しいです。
K課長が若手だった頃と今の菊水の職場環境で変わったと感じるところとかありますか?
若手の3人を前にして言うことではないかもしれませんが、社内の開発現場が「若返ってる」と感じています。
自分が若手のころは、なかなか開発を任せてもらえるタイミングも少なく感じてました。
ベテラン社員に任せたほうがリスクは少ないですからね。
そういった自分の経験から、若いころからどんどん挑戦して欲しいって考えていたので、今回のプロジェクトははじめから若手だけで取り組ませようと決めてました。
ベテラン社員ならリスクも少なく、納期も早くできたかもしれません。
ですが、若手社員だけでできたほうが、今後の菊水における開発価値は高いですからね。
これから、みなさんには後輩として新入社員が入社してきます。もし、新入社員の方々が行き詰まっていたらどんな風にフォローしていきますか?
僕が助けられたように、レビューだったり日頃から情報共有などで行き詰まらないように声を掛けます。
僕も同じですね。相談しやすい、話しやすいって結構大切だと思うんですよ。
たぶん、この3人はいままでと違うタイプに育ってるんです。
仕事を「教える」とか「指示する」というよりは、「支える」というカタチで入社時から仕事してきているので、今後の開発はいまよりももっとクリエイティブになる気がします。
もしかしたらみなさんが感じた「ゆるい」というのは、先輩方に「支えられてた」から感じたのかもしれませんね。
そうかもしれません。組織が少し変わったことで、ちょっとだけ不安に感じたのは先輩方や同期の仲間たちに支えられてたからかもしれません。
だから、僕は技術的な部分で困ったときに頼ってもらえるような先輩になれればいいなと思ってます。
最後に、菊水電子に興味を持ってくれるみなさんにメッセージをおねがいします。
学校での知識・経験があればあるだけいいとは思いますが、やってみたいこととやる気があれば菊水電子の仕事はすごくおもしろくなると思います。
覚えること、考えるべきことがたくさんあって大変な面もありますが、菊水電子での仕事は、知識・経験豊富な社員の方と議論を交えつつ仕事ができるので、ぜひ会社見学に来てみてください。
細かな雇用条件を比べるよりも、自分の直感を信じるのが良いと思います。特に、菊水電子ではやってみたいことができる分、自分を信じるというのは大切です。
就職してやりたいこと、やってみたいことが思い浮かばない人も少なくないのではないでしょうか。菊水電子は「やりたいことが見つかる環境」であるとも感じています。ぜひ、一度会社見学に来てみてください!
ありがとうございました!